スイス生まれの高品質キックボード!マイクロ・ホワイトをレビュー!

こんにちは、“ひで爺”こと大原秀明です。

今回のキックボードレビューは以前、『太いタイヤが特徴のマイクロ・ロケット!スイスデザインのMicroキックボード初レビュー!』で取り上げた、Micro(マイクロ)の商品レビューです。

マイクロはスイス生まれで世界80以上の国で販売されているキックボードで有名なブランドです。今回はマイクロのキックボードの中でも一番スタンダードタイプの『マイクロ・ホワイト』をレビューしていきます。

実はマイクロ・ホワイトは今後、乗ってみたいなと思っていた商品だったのですが、タイミング良く、メーカーさんから商品提供をして頂きました。

※商品提供を受けてのレビューですが、忖度なくレビューさせて頂きます。

マイクロの商品は以前から所有しているので、分かってましたが、品質はやはり間違いないですね!
物価が世界一高いスイス生まれのブランドなので、値段は高いと感じてしまいますが、その分、全体のクオリティは抜群です。
詳しくレビューしたのでチェックしてみてください!

Micro White(マイクロ・ホワイト)

合計:35点(60点満点)

1. 滑走性能:5
2. 乗り心地:5
3. 安全性:3
4. 持ち運び:4
5. クオリティ:8
6. メンテナンス:10

評価方法
評価は10段階評価として6項目を評価します。
以前は5段階でしたが、微妙な差異もあるので10段階にしました。
評価方法を直し中ですが、参考記事としては10台以上乗り比べて分かった! キックボード選びで大切な5つのポイントをご覧ください。
※第5項目を「デザイン」から「クオリティ」に変更しております。
デザインは主観的なので、より客観性のあるクオリティとしました。
商品詳細

実売:31,500円(税込)
素材:本体(アルミニウム)
タイヤ:前輪後輪200m ポリウレタンタイヤ
ホイール:強化プラスティック
ベアリング:ABEC9
耐過重:100kg
重量:4.9kg
全長:90cm
ハンドル高さ:73-102cm
付属品:カタログ、説明書(日本語以外)、保証書、反射シール(貼る部分など特に記載無し)、説明書(日本語)、六角レンチ×2本、安全上のご注意

箱は化粧箱です。
日本語説明書はありがたいが、全ての機種で同じ冊子みたいでした。

1.滑走性能:5点

前輪:ウレタン直径200mm

泥除けの作りが丁寧な感じ

後輪:ウレタン直径200mm

ベアリング:ABEC9

綺麗な路面 粗い路面 タイル道 オフロード
路面適正 × ×

スピード:7点(10点満点)

2.乗り心地:5点

・ハンドル

グリップはスポンジ状

末端にジャバラ状のゴムパーツがついているので、キックボードを倒した際にハンドルの角を守ってくれそうです。
握り心地は良いほどでもなく汗や熱を帯びやすい点で可もなく不可もなくですね。

ハンドル高さ:収納時高さ73cm
ピンでの固定位置: 102cm

低い位置も高い位置もあるので、子供も大人も共用で使えます
ピン位置が1ヶ所だけで他にはありませんが、滑走時にずれることはありませんでした。

無段階式は好みの高さにできる利点もあるが、高さの設定がその時々でまちまちになりやすい欠点もあるので、可もなく不可もなくの印象。

ハンドル幅:33cm

乗った時にも感じましたが狭いです。
特にハンドルを一番高くした時にはバランスが悪くなりがちです。

・デッキ広さ

デッキ広さ:12cm~9cm×33cm

前方が広くなっている形状です。
デッキの滑り止めは端っこにはないのでギリギリに足をかけると少しだけ滑る感じがしました。
もうちょっとフチまで欲しい。

・デッキ高さ

デッキ高さ:7cm(前方)、6cm(後方)

低くて良い感じでした。

・全長

90cm

全長は長い方が滑走時安定しますし、キックした時も安定します。
デッキ部分を2~3cm伸ばしてもらえるともっと良いと思う。

・スタンド

スタンドは収納がデッキの前と後ろ、両方に収納可能

下記写真のように前にすると、デッキがらはみ出るので、降りた時に足でスタンドを出せるので良い

持ち運びなどの邪魔な時は、後側にたたむことでデッキ下に収納されこれも良い感じになりました。

デッキ形状はこんな感じ。
前が広く、後が狭い

滑走時のガタツキが、折りたたみタイプの割には少ないので特別加点しています。

3.安全性:3点

・フットブレーキ

よく効きます。

フットブレーキカバーの裏にブレーキ力を上げる為の部品があり、そこにデコボコが付いているので、他機種よりもブレーキ力が強く良い感じでした。

4.持ち運び:4点

・重量

4.9kg

手だけで持ち運ぶには重いですね。
ショルダーストラップが欲しいところです。
オプション装備が何も無い割りには重い気がします。

折りたたみ方法
  1. クイックレバーを解除する。
  2. 銀色のボタンと青いボタンを同時に押すとロックが外れ

    銀色のボタン

    青色のボタン

  3. 折りたためます。
  4. 最後にクイックレバーを戻します。

クイックレバーがあり、さらにボタン2つという構成なので手軽とはいかない点で減点です。

・収納状態

先ほどの折りたたみ以外にハンドルグリップも折りたため、よりコンパクトな収納状態にできます。

収納モード
  1. ピンを押して
  2. ハンドルバーを抜き
  3. バーストッパーにはめ込みます。

個体差か不明ですが、ピンがやたらに硬く押しにくかったです。
黒いプラスチックパーツのおかげでハンドルバーのガタツキはクランプ部品が無い割には少ない方です。
しかし、クランプ付きを乗った後ではガタツキを感じるのでハンドルバーのクランプはあった方が良いと感じました。

折りたたみ状態よりもグリップを折りたたむので、さらに小さくなります。

この状態でも自立するのは地味に便利。
逆にこの状態で自立しないと色々とストレスですし、保管や移動が大変です。

収納サイズ:74cm×32cm×12cm

5.クオリティ:8点

・仕上げ&デザイン

とても良いです。塗装が良く、全体的に品質が良いように感じます。

折りたたみ部分の構造も凝ったデザインと分厚い鉄板でしっかり作り込んでいるように見えます。

・滑走時のカタカタ音

エアータイヤに比べると振動も音もしますが、その分早く、楽に前に進めるので仕方ないレベルです。
ウレタンウィール機としては静かな方です。

6.メンテナンス:10点

替えウィールの単品販売は見つかりませんでしたが、正規販売のキックボードであれば、シリアル番号を登録をすれば部品の購入は可能なようです。

耐荷重は100kgで十分です。同じ耐過重が100kgの中でもデッキがしっかりとしています。

総評

良い点
  • 全体的に造りがしっかりしている。
  • 折りたたみ式ウレタンタイヤのキックボードの中ではガタツキが無く、静かで快適!
  • デザインにこだわっている。
悪い点
  • 値段だけ見ると高いと感じる。
  • ハンドル幅が狭い。
  • ストラップ等のオプションがない割に重い。

特徴的なのは品質がしっかりしていて、走行時のカタカタ音がないため、200mmのウィールで静かで快適に乗れます。(意外と、大人はカタカタ音が恥ずかしい。)
値段は高めですが、造りがしっかりしているため、ハンドル高さをあまり高くしない人や、デザインに惚れたらこれに決定!
車から降ろす分にはショルダーストラップは不要ですので、車移動で品質重視の方にも良いと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

インラインスケート講師

日本ローラースポーツ連盟の公認指導者であり、日本インラインスラローム協会監事。
1998年に友人に誘われたのをきっかけにインラインスケートを始め、2003年には当時最有力インラインスケートブランドであるSALOMONの契約スケーターとなる。
現在は北は北海道、南は沖縄、と日本全国で子どもたちを主な対象としてインラインスケートの講習会を開催し、これまでに数万人にインラインスケートの素晴らしさを伝える活動をしている。
競技者としても優勝経験多数、現在は大会のデモンストレーションや審査員を務めている。

著書:完全監修本『インラインスケート基礎テクニック&トリックスラローム完全マスターBOOK』