2020年Amazonランキング上位!ディスクブレーキ搭載の8tailアーバンスクーターを徹底検証!

こんにちは、日本ローラースポーツ連盟公認指導者の“ひで爺”こと大原秀明です。
様々なジャンルのキックボードを紹介してきましたが、今回は通常のキックボード検証です。

といっても、バイクなどでおなじみのディスクブレーキが付いているという凄いキックボードです。
男心をくすぐるメカメカしい見た目。
Amazonランキングも上位。これは気になりますね!

しかし安さには理由がある、、、
大丈夫かな?
【8tail】というメーカーは、ググっても会社ページはないみたいで、amazonの出店者情報を見ても住所も電話番号も責任者名もなし。
怪しいのを覚悟の上での検証スタートです!

結果…安いのに重装備というのを危惧しておりましたが、検証してみたらやはり問題はいろいろありました。
詳しく見ていきましょう。

8tail – URBAN SCOOTER

合計:27点(60点満点)

1.滑走性能:6
2.乗り心地:8
3.安全性:2
4.持ち運び:3
5.クオリティ:3
6.メンテナンス:5

評価方法
評価は10段階評価として6項目を評価します。
以前は5段階でしたが、微妙な差異もあるので10段階にしました。
評価方法を直し中ですが、参考記事としては10台以上乗り比べて分かった! キックボード選びで大切な5つのポイントをご覧ください。
※第5項目を「デザイン」から「クオリティ」に変更しております。
デザインは主観的なので、より客観性のあるクオリティとしました。
商品詳細

購入価格:10,980円
タイヤ:ウレタン200mm(幅28mmタイプ)
ベアリング:ABEC7
耐過重:100kg
重量:6kg
全長:94cm
ハンドル高さ:82(収納)~106cm3段階
装備:スタンド、ストラップ、フロント&リアサスペンション、ディスクブレーキ
付属品:六角レンチ(大)×2本、六角レンチ(小)、スパナ、説明書(日本語)

スタンドの組立が必要です。
ネジとナットで簡単に取り付けられるはずですが・・・穴が小さい!
ネジが通らず、グリグリねじ込みました。
付け外ししないし、とりあえず入ったからいいのですが、しょっぱなから返品かと嫌な気がしてきました。。。

ん?これってすでに購入している『SUNPIEキックボード』がベースじゃないですか?

Amazonでベストセラーの格安キックボード『SUNPIE』徹底レビュー!

2018年8月31日

基本的な寸法もストラップや工具などもまったく同じような気がする。
でもブランドが違うので、同じ工場のOEMでしょうか?
もう買っちゃったので仕方ないですし、そもそもランキング上位なのできっと色々と改善しているのだと思います。

1. 滑走性能:6点

前輪:200mmウレタンウィール
フロントサスペンションが若干蹴った力を吸収している感じがあります。
でも十分早いです。

後輪:200mmウレタンウィール

ベアリング:ABEC7

綺麗な路面 粗い路面 タイル道 オフロード
路面適正 ×

スピード:7点(10点満点)

2. 乗り心地:8点

・ハンドル

グリップ:形状ゴム

信じられないことなのですが、このグリップ、握るとぐるぐる回ります
(サイズがあっていないようで構造不良でしょうか)
※接着は通常しません、ぴったりの部品を使うことで硬く装着されています

普通の力では回りませんが、乗っている時に回るのです。

ハンドル幅:37cm

狭いです。狭すぎると安定感が悪く感じます。
43cmくらいあればと思います。

ハンドル高さ:82cm(収納時固定無し)、91cm、98cm、106cm

最高:106cm

・デッキ広さ

幅:13cm

長さ:34.5cm

・デッキ高さ

前後共:10cm

・全長

94cm

・スタンド

・サスペンション

フロントサスペンション
良く効く感じがします

リアサスペンション
硬めですが良い感じに機能しています。

しかし、サスペンションで振動は軽減しても、振動音が反響しているように感じました。

下記写真で示しているナットでサスペンションの強さを調整できるはずです。

ここを通っているブレーキケーブルは問題ありです。
この構造はリアサスペンションで可動しますので、ブレーキケーブルが地面などに接触してブレーキケーブルが破損したということが過去にありました。
そうなるといきなりブレーキが利かなくなるという非常に危険なこともありえます。

3. 安全性:2点

・フットブレーキ

ウィールとフットブレーキが凄く離れているので気をつけましょう。
早め早めのブレーキ対応で大丈夫です!
利きは良く効きます。

・ハンドリアブレーキ、ディスクブレーキ

ハンドレバーリアディスクブレーキ。
ブレーキレバーはアルミ製。
ディスクブレーキですが効き具合は普通です。

まさかキックボードでディスクブレーキに出会えるとは。
ディスクブレーキには大きく分けて2種類あります。
これは機械式となるので、安い方式です。
それでもディスクブレーキですから、かっこいいですよ!

このディスク(上記写真指差し部分)をパッドで押さえて止まるわけですが、ディスクが歪んでいるようで、微調整しても後輪を空回りさせてみると接触してしまいました。
これでは話になりませんので、ディスクを手で曲げてみました。

なんとか接触しない程度には直りましたが、まだ歪んでます。
手で曲がるぐらいなのでぶつかったりしたら簡単に歪んで滑走時にブレーキがかかってしまいそうです。
安すぎるとは思ったんです。。。
ブレーキ性能が思ったほど高くない理由は簡易的なものだからなのかも知れません。

・その他

ハンドルが滑走中にいきなり下がります。
場合によっては転倒につながりますので安全性としては減点対象となっています。

4. 持ち運び:3点

・折りたたみ方法

①ロックレバーを倒し

②黒い部分を押すと折りたたみできます

折りたたんだら自立できませんので、下の写真のようにハンドルグリップをたたみ転がして置くことしかできません。

これは邪魔だなぁ。。。
なんで自立できるように、スタンドの位置を考えてくれないのでしょうか?

・収納状態

先ほどの折り畳み以外にハンドルグリップも折りたため、よりコンパクトな収納状態にできます。

①クランプを上げます

 

②ピンを押して

③ハンドルグリップ部分を外します

④外したグリップは固定具に固定できます

・重量

6kg

・ストラップ装備

5. クオリティ:3点

・仕上げ

ハンドル高さ調整の時に使う穴とピンがあってません。

3つ穴が合ってかちっと留まるのは1個だけ。
微妙にずれているぐらいなので、、、衝撃で外れて下がってくるのかも知れないです。
調整した後はしっかりとピンが出ているか確認が必要です。
危ないです。←ピンが出ているのを確認してから滑走してもハンドルは下がりました。

1か所だけ気持ちよくピンが出てます。
よく見るとピンが出てない箇所は穴とピンが合ってません。

リアサスペンション搭載機種でこの部分が曲がるのに、ブレーキケーブルが折れ曲がる部分の真下を通ってます。

ヘタしたら断線します。
断線したら当然ですが、いきなりブレーキが利かなくなります。
これは構造的欠陥では?
無理やりディスクブレーキを付けたのかもしれないですね。。。

価格が安いので気にしませんが、シールがはみ出してます。
適当に貼って、検品も適当なのかな?

価格が安いので気にしませんが、プラスチックが“びよーん”ってしてます。

ストラップの縫製が酷いです。
糸がぴよーんってはみ出し出ます。
これは切ればOK!
安いから仕方無し。

ストラップのオマケ感が半端ないです。

ストラップ取り付け部は回転などはしません。
品質など含めても100円均一以下な気がしますので、何か代替え品を探した方が良いです。

・デザイン

デッキにサスペンションが見れる穴があるのは凝ってますね

ディスクブレーキはメカメカしくてかっこいいです!

全体的にも見た目は良いと思う。

デッキ部分の空洞もデザイン的に好き

・カタカタ音

余り大きくはないですが、ガタツキ音があります。
滑走時に路面のデコボコなどは前後のサスペンションが軽減をしてくれますが、その際の音が本体の空洞部に反響するからか、カタカタ音以外の音もします。
音としてはちょっと安っぽい音に感じました。

6.メンテナンス:5点

消耗品販売:ありません。

耐荷重:100kg。

その他:スタンドのみ組み立てが必要
ブレーキケーブルの破損チェック、ディスクブレーキのゆがみ直し、調整が必要です。

総評

良い点
  • 安い。
  • 前後輪にサスペンションがあり、乗り心地がいい。
  • 200mmのウィールなので滑走性能も良い。
  • ディスクブレーキが付いているってのは嬉しい。
悪い点
  • グリップが力を込めて握ると回転してしまいます。
  • 滑走中にハンドルがいきなり下がります。
  • ブレーキケーブルがリアサスペンションの可動部分の真下を通っていて、走行中に切断する可能性あり。
  • この機種のディスクブレーキは、ほぼオマケ的な感じ。
    ブレーキの効きは普通なのでディスクブレーキって凄いんだ!と言うイメージで乗ると、おや?となってしまった。

なぜamazonの評価が高いのか不思議で仕方ないです。
ディスクブレーキ以外は、SUNPIEのキックボードそのもの。
そして問題点もほぼ同じ。同じ工場だと思います。

SUNPIEと8tailの2台を持っていて2台ともハンドルが下がるのはもはや仕様と言ってもいいと思います。
これで評価が高いのはなぜ?

良くなっていた個所としては、リアサスペンションが硬い設定になっていて、良かったです。
そうは言っても、ハンドルが下がってしまう仕様なため、正確な評価が下せないのが辛いところ。
ハンドルは常に下がるのではないので、本当に怖い。

滑走音については、サスペンションからも音がするのが気になった。
サスペンションの稼働音だけでなく、サスペンションで抑制された段差分は音になって本体の中を反響しているような感じだった。
これは衝撃をタイヤで吸収しているのではなく、サスペンションで吸収する為、音は発生するので仕方ないでしょう。
そしてその音が本体の空洞部分に反響するのが影響したのだと思います。

ディスクブレーキがかっこよくて、購入した本機ですが、ベースになった機種が悪く、ディスクブレーキもグレードが低いものだったようで結果として、非常に残念でした。

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ABOUTこの記事をかいた人

ヒデ爺

インラインスケート講師

日本ローラースポーツ連盟の公認指導者であり、日本インラインスラローム協会監事。
1998年に友人に誘われたのをきっかけにインラインスケートを始め、2003年には当時最有力インラインスケートブランドであるSALOMONの契約スケーターとなる。
現在は北は北海道、南は沖縄、と日本全国で子どもたちを主な対象としてインラインスケートの講習会を開催し、これまでに数万人にインラインスケートの素晴らしさを伝える活動をしている。
競技者としても優勝経験多数、現在は大会のデモンストレーションや審査員を務めている。

著書:完全監修本『インラインスケート基礎テクニック&トリックスラローム完全マスターBOOK』