これで上達!インラインスケートが上手くなる為の5つのポイント

インラインスケートが上手くなる5つのポイント

こんにちは、日本ローラースポーツ連盟公認指導者の“ひで爺”こと大原です。

前回の記事では私が日頃、初心者講習会で教えている練習方法をご紹介しました。

マスターしよう!インラインスケートの練習方法

マスターしよう!インラインスケートの練習方法(基本編)

2017年6月21日

今回は基本練習をした人が、もっと軽やかに楽しく滑れるように上達するための5つのポイントをご紹介します。

1.スケートブーツをきちんと履けていますか?

インラインスケートはローラースケートと違って一列のタイヤで立っています。

だから足首の力だけでは支えられません
足や足首だけでなくスネ、ふくらはぎあたりまでを使って支えます。

なので、インラインブーツをきちんと履いて真っすぐ立つことがとても大事です。

良い例と悪い例

しっかりとブーツのヒモ、ベルト、バックルを締めましょう。

締めすぎかな?とおもうぐらい締めることが大事です。
足がしびれたり、痛くなったら1段階緩めるぐらいがちょうど良いのです。

2.足を横に広げ過ぎないようにしよう

最初はバランスをとるために、前に進む時にどうしても足を横に広げたくなります。

しかし、慣れてくると、この広げた足の形が逆にバランスを崩す原因になります。
足を地面に置く時には反対側の足のカカトのウィール(タイヤ)にくっつけるようにして地面に置くと足が横に広がりにくくなります。

足を開きすぎている

3.地面を蹴って前に進むのではありません。

足で地面を蹴って前に進むような気がするかもしれませんが、
インラインスケートの進み方は違います。

実は重心を前に移動することで進みます

実際には、足は上にあげて、前に歩いて進む感じ
この時に重心が前に移動すれば自然と前に滑って進んでいきます

重心を前にずらす

4.とにかく慣れよう。体で覚えよう。

「インラインスケートが難しい」という人がいます。

インラインスケートは滑るために作られているので、
実は滑ることはとても簡単なのです。

でも、難しいと感じてしまう。なぜでしょう?

その理由は、『勝手に滑ってしまう』から難しく感じるのです。

実際には『勝手に滑ってしまう』ように感じるだけです。

普段の靴の時とインラインスケートの時では前後のバランスの位置が少し違います。

人間の脚は足の後側であるカカト側から上に伸びています。
ですから、通常の靴のように真っすぐ立つと重心は少し後ろ側になってしまいます。

そのため、インラインスケートを履いた状態ではやや前かがみにする必要があります。

しかし、前かがみになり過ぎると重心は前に崩れ、バランスを取ろうと足を前に出すと前に進んでしまい、さらにバランスを取ろうとしてさらに前に進みます。
つまり、自分で前に進むようにしているのです。

また、足元が気になり真下を見ても(子供たちに多い)同じようになりがちです。

また、「危ない!」と危険を察知した時、ほとんどの人が”逃げよう”と本能的に思うらしく後ろ側に逃げようとします。
この時の重心が写真のような後傾姿勢となり、非常に危険なので注意してください。

まとめると、前傾や後傾だとバランスを崩してしまい思った通りに止まっていられません。

だから、ただ立つことが難しく、さらに勝手に進んでしまうように感じてしまい、『インラインスケートは難しい』となってしまうのです。
逆に、停止できるようになると滑ることが一気に楽になります

実は、インラインスケートで一番難しいのは止まることなのです。

そのためには、まずはインラインスケートに慣れることが大切です。

その為には『インラインスケートを履いている』時を増やすことが大事です。
慣れると徐々に自分の好きなように滑れるようになってきます。

滑るためのギア(道具)であるインラインスケートを自由に使いこなしましょう。

5.連続シザースで技術アップ!

止まった状態で足を前後に滑らせるのを『シザース』と呼びます。
足を開く形がハサミに似ていることから『シザース』(=英語ではさみの意味)と呼びます。

連続してシザースをするという練習はとても理にかなった練習方法です。

止まった状態とは、『移動していない状態』のこと。
左右にバランスを崩さずに前後に移動しないようにするだけでバランスが良くなっていきます。

連続シザース

6.まとめ

インラインスケートを上達する為のポイントは理解できましたでしょうか?

ブーツをしっかり履き、ちゃんとした姿勢でバランスをとることに慣れていけば、楽しく思ったとおりに滑れるようになります。

今回お伝えした5つのポイントを意識しながら練習してみてくださいね。

インラインスケートが上手くなる5つのポイント

6 件のコメント

  • ヒデ爺 先生
    お世話になります。 よし@大阪です。
    「大人用インラインスケートの徹底比較!初心者へのオススメはこれ!」
    「大人用インラインスケートの選び方!サイズ選びは靴と同じ?!」
    「初心者にもオススメ!ハードブーツのインラインスケート!FILA HOUDINI」
    の記事読ませていただきブーツを買うまでも大変参考にさせていただきました。
    またコメントでの返信ご教示いただきありがとうございます。

    さて仕事の都合でなかなかブーツに足を通す時間が無い中、子どもにつきあってもらいながら4度ほど1時間程度ですが練習を開始しはじめました。
    ぺンギン立ちはすぐ出来たので、足踏み、歩行の練習をしています。加えてシザースの練習も公園のポールに捉まりながら行うのですがこれが長く続かないです。足がブレて違う方向に向いてしまうのです。歩幅をもっと小さくしてもです。バランスがかなり悪いのだと思います(..;)
    ん~・・・それにしても難しいです。運動神経は悪い方では無い。と思って過ごしてきましたが、ダメですね。

    あと、つい我慢できず、ちょっと滑ってみたりするのですが、お尻からひっくり返ってばかりです(..;)
    お尻の上の腰骨が痛くて痛くて。お尻サポータ2000円程度であるようなので買おうかなと思っています。
    もちろん、プロテクタ、ヘルメットはちゃんとしてますよ。

    子どもの方が見る見る上手になり、スイスイ滑れてカーブも足を揃えて曲がれ、今では曲がりながらの急ブレーキのような止まり方と、コケまくるのですがその場でクルクル回る練習までし始めるまで上達しています。 それに引き換え、どんくさいダメ父ちゃんでかなり悔しいです。
    とにかく今は少しでもブーツに足を通し短時間でも、この記事を参考に慣れる練習しかないですよね。

    • ひで爺講習を受けた後は基本的にはお尻クッション不要ですよ。
      理由としては、後ろに転ぶことが無いようにすることが上達の根本だからです。

      いくつか気になったので個別にコメントします。

      ・連続シザースについて。
      ポールなどにつかまらないでおこないます。
      つかまるとそれだけでバランスを崩していることになることが多いからです。

      ・大人の方が上半身のバランスは難しい
      子供に比べると身長が高いので重心が高く倒れやすいです。
      後ろ重心になりやすいのでこの後にかくことを守ると良いです。
      そのぶん、知識と根気、力、足の長さがあります。

      ・最初のうちは膝を持つ
      ペンギン足で歩く時、スケーティングする時にそれぞれの膝をつかんでください。
      特によくありがちなのは、膝よりやや上のももを掴む人がいますが、それだと後ろ重心になり後ろに転びます。
      ちゃんと膝を掴むようにします。
      こうすることで、重心がやや前になります。
      やや前傾になりますので、膝を掴んでいる限りは後ろに転ぶことがほぼなくなります。
      重心の位置は前に出した足の真上になります。
      講習会では「膝を離したら転びますよ。転びたい人だけ膝から手を離してください」と言うぐらい大事です。
      ちょっと腰がつらいですが、体になじむまでの辛抱です。
      写真などは『マスターしよう!インラインスケートの練習方法(基本編)』を参考にしてください。

      子供達用に講習する時、なるべく少ないポイントでレッスンします。
      1.ペンギン足
      2.膝を持つ
      3.前を見る

      上記が出来たら、
      4.前に前に進むようにする(蹴ったりしない)
      5.足を地面に置く時にかかととかかとが近い場所に置く(左右に広がっていくので)

      膝持ちが出来てないだけだと思います。
      ポイントを押さえれば大丈夫かと思いますので後ろに転ばないように前に転ぶことも意識してみてください。
      『マスターしよう!インラインスケートの練習方法(基本編)』も大事ですよ~

  • 滑っていると足がどんどん開いてしまいます。そこで、滑る時の足の角度はどれくらいですか?
    写真があれば幸いです。
    また、足を体の軸に引き寄せる時のコツがあれば教えてほしいです。

  • はじめまして。

    >両足は平行で、重心が少しでも前にあれば簡単に前に滑ります。
    >両足が平行で、重心が後ろにあれば後ろに滑ります。

    これを柱とした前後の部分は大修整が必要かと思います。
    床が水平でホイールが平行だとすると、第1ホイールに全体重をかけても第4ホイールに全体重をかけても前進後退はしません。
    過剰に前荷重にすれば前方に転び、過剰に後ろ荷重にすれば後方に転ぶのは確かですが、それに対しては「前進後退」という表現は適切ではないと思います。
    そして、過剰な前荷重では体は前に倒れていきますが、スケートは『後ろ』に滑っていきます。

    ・重心の前後位置が大事
    ・前後のバランスを練習しよう
    という骨子は大賛成です。
    その枕がにちょっと齟齬があるかと思います。

    • コメントありがとうございます。
      確かにおっしゃる通り、お伝えしたいことと書いている内容で変な部分がありました。
      この部分少し時間をかけて修正いたします。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ヒデ爺

    インラインスケート講師

    日本ローラースポーツ連盟の公認指導者であり、日本インラインスラローム協会監事。
    1998年に友人に誘われたのをきっかけにインラインスケートを始め、2003年には当時最有力インラインスケートブランドであるSALOMONの契約スケーターとなる。
    現在は北は北海道、南は沖縄、と日本全国で子どもたちを主な対象としてインラインスケートの講習会を開催し、これまでに数万人にインラインスケートの素晴らしさを伝える活動をしている。
    競技者としても優勝経験多数、現在は大会のデモンストレーションや審査員を務めている。

    著書:完全監修本『インラインスケート基礎テクニック&トリックスラローム完全マスターBOOK』