初心者にもオススメ!ハードブーツのインラインスケート!FILA HOUDINI

こんにちは、日本ローラースポーツ連盟公認指導者の“ひで爺”こと大原秀明です。

前回、『インラインスケートの上達にはアルミフレーム!大人用モデル3種比較!』で、ソフトブーツだけどアルミフレーム採用の初心者モデルよりワンランク上モデルをご紹介しました。

しかし、『子供用インラインスケート最高グレード比較』の記事でご紹介したように、同じメーカーなら、ハードブーツ・アルミフレームがやはり一番オススメなのです。
ハードブーツとソフトブーツの差は大きく、その性能の差は滑り=パフォーマンスに如実に表れます。
ソフトブーツからハードブーツに替えるといきなり自分がうまくなったと勘違いするくらいです

そんなインラインスケートの最高の滑走感・疾走感をぜひとも味わってほしい私としては、今回、ハードブーツでアルミフレーム搭載機種、そして今流行りの3輪にも変更できる将来性も高いモデルをご紹介したいと思います。

もちろん価格も重視で2万円ちょっとです。

FILA SKATES – HOUDINI

商品詳細
購入価格:21,680円 (amazon購入時)2019年モデル
テストブーツサイズ:25cm
重量:1,475g(左)、1,616g(右)
形式:ハードブーツ
ウィール: 80mm×4輪
ベアリング:ABEC7
フレーム:アルミフレーム265mm
留め具:バックル、バックル、靴紐
サイズ:24cm~27cm

【付属品】

六角レンチ×2本、ヒールブレーキ取り外し時用ショートシャフト、紙物

①足入れ感

インナー部分が取り外せます。

外せればネットなどに入れて洗濯したりできますね。
使用していると段々とクッションがへたってしまいますが、洗濯するとクッションもある程度復活します

インソール(中敷き)
アルミフレームモデルよりもさらにパワーアップ!
必要な部分だけ複合素材になっています。

②留め具

スネ部分はバックル

ハードブーツの場合には他の部分も硬いので、すね部分は緩めでも大丈夫です。
緩めに設定すると足首の前後の自由度が上がりますので好んで緩め設定にする人も多いです。
(ハードブーツではこの部分は緩め設定をお勧めしています)

足首部分もバックル

ベルトは切れてしまうことがよくありますが、バックルはベルトみたいに切れることはなくベルトよりも頑丈で、ベルトよりもきつく締めることが可能です。
足首をしっかりと固定できるので、スネ部分は緩めに設定することが出来て硬いブーツでも自由度の高い操作ができるようになります。

足の甲部分は靴紐

③支える力(シェル)

ブーツ部分はほぼ全て硬い素材(黄色点線部分)で覆われています。
これがいわゆるハードブーツと呼ばれていて、ソフトブーツよりも高価な分、足をしっかりと支えてくれます

ブーツの側面前方にはバンパーパーツがあります。
この部分もよく削れる部分なので補強してあるのはありがたい配慮。

ブーツの底部分。

文章はそのままで写真の銀色部分を丸などで囲んでもらえますか?
数年前には最高級機種にしかついていませんでしたが、それがこのクラスにも付いているのは驚きです。

プラ樹脂よりもアルミ素材の方がかなり良いです。
フレームはたった2本のネジと、この面で止まっているので重要な部分なんです。

④フレーム

材質:アルミ
形状:折曲アルミ
長さ:265mm
特殊機能:3輪と4輪のハイブリットフレーム

ちゃんとしたブランドのアルミフレームなので滑りも良いです。
軽く前に進む感覚はアルミフレームモデルだからでしょう。
長さは少し長めですが曲がりやすさと前に進む時の安定感のバランスが良いです。

※『折曲アルミ』は立体加工したアルミプレートを曲げているフレーム構造です。
アルミプレートをプラ樹脂素材で挟んでいるものよりも高剛性で高価なことが多いです。

このフレームはなんと3輪仕様に変更が可能。

4輪の時は最大84mmまでのウィールが取り付け可能で、3輪の時は最大90mmまでのウィールが取り付け可能になります。
3輪にする時はフレーム中央のグレーのカバーを外してそこに真ん中のウィールを入れます。

ウィールサイズは大きい方がスピードが速く、段差の影響を受けにくくなります。

ウィールが大きい方が重くなりやすく、高価です。
大きい方が高さが高くなるので安定感が落ちます。

3輪と4輪の違い

大きいウィールに替えたとしても、3輪の方が、ウィール数が少ない分、軽くなります。

安定感は4輪の方が良いです。
4輪の方が、旋回性能が高いので曲がりやすいです。

4輪は初心者には扱いにくいですので、最初は80mmの4輪で練習して、上達したら84mm4輪にするか、90mm3輪にするか?などが一足で楽しめます。

⑤ウィール

サイズ80mm82A
コア形状:安価タイプ
カラー:単色ホワイト

⑥ベアリング

規格:ABEC7
スペーサ:6mmアルミ

⑦ヒールブレーキ

付属している短いシャフトに交換することでヒールブレーキを外した状態で滑走することが可能です。

ブレーキはテクニックでかけることが出来るようになります。
そしてこのブレーキが外せることでできることが、インラインスケートの世界がぐっと広がりますので外せることは大事です。

ヒールブレーキを外した状態

また、もしも必要になった場合には戻せますので外せる製品がお得です。

⑧購入価格

21,680円 ※amazon購入時

⑨比較

■ソフトブーツ・アルミフレーム

【K2 SKATE – F.I.T. 84 PRO】

購入価格:25,200円
重量: 1,371g(左)、1,509g(右)
形式:ソフトブーツ
ウィール:84mm80A
ベアリング:ILQ5(ABEC5相当)
フレーム:アルミフレーム275mm
留め具:バックル、ベルト、靴紐
平均速度:15.5km
最高速度:17.4km

【ROLLERBLADE – MACROBLADE】

購入価格:24,840円
重量: 1,266g(左)、1,384g(右)
形式:ソフトブーツ
ウィール:80mm82A
ベアリング:SG5(ABEC5相当)
フレーム:アルミフレーム265mm
留め具:バックル、ベルト、靴紐
平均速度:15.4km
最高速度:17.4km

【FILA SKATES – LEGACY PRO80】

購入価格:16,000円
重量:1,216g(左)、1,344g(右)
形式:ソフトブーツ
ウィール:80mm82A
ベアリング:ABEC5
フレーム:アルミフレーム265mm
留め具:バックル、ベルト、靴紐
平均速度:15.6km
最高速度:17.0km

■ハードブーツ・アルミフレーム

【FILA SKATES – HOUDINI】

購入価格:21,680円
重量:1,475g(左)、1,616g(右)
形式:ハードブーツ
ウィール: 80mm×4輪(90mm×3輪変更可能)
ベアリング:ABEC7
フレーム:アルミフレーム265mm
留め具:バックル、バックル、靴紐
平均速度:16.7km
最高速度:18.9km

⑩滑走データ

最高速度:18.9km
平均速度:16.7km

総評

【ROLLERBLADE – MACROBLADE】の金額を出せばもっと良いものが見つかるのでは?とカタログや通販で探したらあったのがこの【FILASKATES HOUDINI(フーディニー)】です。

ハードブーツでアルミフレーム、さらに4輪から3輪にも変更可能なのは魅力的です。

最初の内は4輪で練習して、上達したら3輪に変更したり、ウィールを90mmにして滑ったりもできるプレイバリューの高さは必見です。

さらにもっと良いブーツが欲しくなった時にも、90mm3輪ブーツとして、80mm4輪ヒールブレーキ付きとして、84mm4輪ヒールブレーキ付きとして、色々なタイプのサブブーツとしても活躍してくれそうです。ちなみにウィールは滑走しているとすり減る消耗品ですので滑っていれば必ず交換時期が来ます。

もちろん滑走性能は初心者用インラインスケートブーツや、アルミフレームソフトブーツよりも上なので、予算が許せるのならば個人的には最初からコレをお勧めしたいですね。
3輪に替えることが出来ますが、別に4輪のまんまで滑ってもいいですし、軽量化として80mmの3輪で滑るのもありだと思います。
ハードブーツなので力も逃げにくく、インナーも外せるので洗濯可能、なによりもハードブーツは多少緩くっても履けるのは大きなメリットです。

11 件のコメント

  • ヒデ爺さま こんばんわ。
    先日、「大人用インラインスケートの徹底比較!初心者へのオススメはこれ!」の欄でコメントさせていただいておりました。 よし@大阪 です。

    子どもの練習は週末に実践を予定しているのですが、父である私のスケートを探すべく前回いただきましたアドバイスも視野に入れた条件で、検討した結果この記事にあるスケートが他社のものと比べても比較的安価且つ性能と拡張性も踏まえ、コレだ!と決めた次第です。

    y●hooショッピング、楽●、Am●zon と同品を調べてみたのですが、他の方々も悩んでらっしゃる購入サイズで足踏みしています。前回子どもがローラーブレード社のキッズモデル社制のキッズモデルで練習し始めた事を記載させていただきましたが、同梱されている足サイズのシートがあり、子ども用はサイズ変更できるので足形に合わせた番号を目安に調整しますよね。

    このHOUDINIはサイズ変更できませんので私に合うサイズは何センチにすべきか困っています。普段履いている靴は26.5cmですが他の靴では27.0cmの物もございます。

    そこで、子どものスケート購入時についていたこのシートに私の足を合わせてみたところ、26.0 の 8番 の枠が横幅ほぼピッタリ、親指は爪を切ればほぼ丁度、しかしながら足親指の左横の足指(手でいう中指?)は1cmほどはみ出る感じです。写真が送れないので見ていただくのが一番だと思いますが、言葉だけだとうまく言えず難しいですね・・・

    今申し上げた情報で、何センチのHOUDINIを購入すれば良いか検討つきますでしょうか?ご教示いだだければ幸いです。よろしくお願いします。

    • 靴のサイズ選びは非常に難しいので、サイズ交換可能なお店を選択してください。
      返品交換についての注意書きもチェックが必要です。(汚さない、タグなどを切らないこと等)

      さて、サイズの測定についてですが、どこかに書いたような気がしますが、壁にカカトをくっつけて立ち、壁から足の先までの長さが全長です。
      足の甲の高さ、足の幅を無視した場合にはこのサイズでOKです。
      そのサイズが26cmでしたら、26cmより大きいサイズなら履けるかもしれません。
      そこで普段履きの靴のサイズが参考になります。
      今回の場合には26.5~27cmですので、多分26cmはきついです。
      26.5cmを買い、当たりがあるようなら27cmに交換するのがベストかと思います。
      ただし、26cmか27cmかしかない場合は26cmを先に試し、27cmに交換を検討します。
      26cmで当たりがあって27cmでは緩い場合には、靴下などで調整します。
      厚めの靴下(ドライフィット素材がオススメ)で履くとちょうど良い場合もあります。

      26cmの図で少しでもはみ出るということはその部分はブーツに当たりますので、26.5cmから試すのが最良かと思います。

      下記記事も参考にしてみてください。
      大人用インラインスケートの選び方!サイズ選びは靴と同じ?!

      • ヒデ爺さま
        お世話になります。コメント拝見させていただきました。また「大人用インラインスケートの選び方!サイズ選びは靴と同じ?!」も読ませていただきました。とても参考になりました。

        私の場合26.5cmから試すのが望ましいとのことで、ネットショップを検索いたしますと、売れ筋のサイズはそろわないようで、楽●さんでは26.5cmはあるが、27.0cmは次回の入荷未定。Am●zonさんは、1cm刻みで、26cmか、27cmしか無く、楽●さんでは26.5cmを試し窮屈だった場合返却し、Am●zonさんに買い換え直しとなってしまいます。

        紹介されていた内容では「大きめを買わないように・・・」と青字で強調されていたのでちょっと悩みましたが、すぐ下の「青枠部分ではハードブーツなら少々ゆるくても大丈夫」との記載を見て、Am●zonさんの27cmをオーダーし万が一緩いようならご教示いただいている靴下での調整で試してみようかと思います。また結果をお伝えさせていただきたいと思います。
        いろいろとご教示くださりありがとうございます。

  • こんばんは。前回コメントしたものですが反映されていないのですが追加で質問させていただきます。
    HOUNDINIはウィールが変えられるとの事ですがそうなると80ウィール等固定のインラインとは高さが変わるのではないかと思いますが乗り心地の違いはいかがなものでしょう?
    よろしくお願いします

    • お名前が違うようですがさきほどコメントお返ししましたので、チェックしてみてください。

      測定はしていませんが(中の足の位置が重要ですので測定しにくい)、高い!とは感じませんでした。
      高さは初心者モデルと同じような感じです。
      実は厳密にギリギリの高さを狙っているのは上位機種になりますのでこのグレードでは気にしても仕方のないレベルです。
      元々FILAは他社よりも低い構造を特許として持っていると随分前から聞いているのでそれも関係しているのかも知れないです。
      90mmに関しては干渉する部分である爪先ウィール、真ん中ウィールが当たらない位置に設定していますので関係ないのでしょう。
      ただし、ウィール径を変えれば、その高さの乗り心地に変化します。

  • 初めまして。店舗で試し履きをしてきたのですがサイズで悩んでこのページにたどり着き繰り返し読ませていただいています。
    ランニングはつまらないし関節に悪そうだけどとにかく体を動かしたく昔はよくサロモンとRBで技をするでもなく遊んでました。
    測定は両足26.5(普段27.5の靴なので驚き)
    K2ソフトは28試すがどちらもなんだかサイドにゆらゆらでカーブが怖そう
    RBソフト27は少しきつめ(しかしサイトにかかとまで引いてとあったので次回試し)
    RBハード27はインナーから少し窮屈目
    そんな中でHOUNDINIの記事を見つけたのですが店舗に見当たらないのと27までしかない、、、でも自分に一番良さそう。
    こんな状況からの無責任なアドバイスで構わないのでHOUNDINI27cmでも良さそうかどうかご教授下さい。。。

    • コメントありがとうございます!返信おそくなりすみません。
      足型は十人十色、それぞれ違うので予想しかできませんが、HOUNDINI27cmはぴったりかきつめかな?と思いますがそれぐらいがちょうど良いのではないかな?と思います。
      私は24.5cmを普段履いています。実測は23.2cmですがHOUNDINI24cmだとちょっときつく、25cmだとゆるい感じです。
      タイトな感じですが24cmの方が小さく軽く、取り回しが良いので24cmを使ってます。

      • お忙しい中ご考察ありがとうございました!
        早速プロテクターと【著書:完全監修本『インラインスケート基礎テクニック&トリックスラローム完全マスターBOOK』】を共に注文します^ ^
        インライン各社がスポンサーになって指導もあって小さい大会もあって、有料で構わないので全製品試し滑りが出来る施設があるといいですね。
        またよろしくお願いします!!

        • ありがとうございます。
          本の方は中古で無駄にプレミアついてますが・・・。
          DVDが無ければほとんどINLINE JUNKIESと同じ内容ですので。
          もっともっとウィールスポーツにとって楽しい世界になりますように!

          • ヒデ爺先生アドバイスありがとうございました!!早速発注させていただきましたコニーです。
            まだ数回の使用ですがこれは買いですねo(・x・)/

            177cm84kg普段の靴は27.5〜8でしたが実測26.5
            FILA27で丁度です。
            前横少しきつめですがインナーがこれから馴染む感じがあります。

            サーチマグライトを手に持って深夜
            ランニングコース(なぜかタイルが多く滑る上、目地にローラーを取られる)
            道路(工事跡だらけ脇は砂利状態)
            公園(まぁまぁ)等を滑走していますが都内とはいえどこも道が悪く4輪は厳しいと思われます。
            お台場や海浜幕張に行くか比較的舗装された悪路に強い3輪にするか、、となりますがこれならブーツはそのままホイールを3輪に変えるだけとなり大きなメリットです。
            ベアリングはそんな回るかな?ホイール減り早いな、、と思いましたが84kgを支えてればこんなものかなといった感じです。

            履き心地も良く、違和感なく滑れています。
            違和感は自分のバランスと背中、腰、裏太腿の筋肉ですね。
            30分も走ると身体から湯気が立ちますし驚くほどよく寝れます。
            かっこいい!!とかすごーいとか滑るたびに聞こえてきますが幻聴ではないはず、、
            プロテクターはFILAのLサイズ?少し小さかったかも特に手甲、それにダックテールのバイクヘルメット併用。
            リュックや持ち運ぶ軽くて丸められる靴、ライトやその他服、小物等を楽しく探していますが保険とかインラインでの筋トレ方法等いろいろ知りたくなってきました!
            滑り場探しに奔走してみます。
            記事楽しみにしています\\\\٩( ‘ω’ )و ////

          • サイズがあったようで良かったです。
            足型は人それぞれなのでお店の店員でさえ難しいと言ってます。

            悪路に強いのは本来は4輪です。
            3輪にすると大きなウィールを使えるので、悪路に強い、となります。
            もちろん90mm3輪に変更することで悪路に強くなりますよ!
            4輪のままでも1番ウィールを4mmほど小さいものに変えるか(84mmの下は80mmでその下は76mmです)、多分かかとのウィールが他のウィールよりもすり減っていると思いますので、爪先のものと交換すると段差に強くなります。

            靴ですがマリンシューズと呼ばれる川遊びなどに最適!などと書いてある靴が軽くて、小さくてオススメですね!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ヒデ爺

    インラインスケート講師

    日本ローラースポーツ連盟の公認指導者であり、日本インラインスラローム協会監事。
    1998年に友人に誘われたのをきっかけにインラインスケートを始め、2003年には当時最有力インラインスケートブランドであるSALOMONの契約スケーターとなる。
    現在は北は北海道、南は沖縄、と日本全国で子どもたちを主な対象としてインラインスケートの講習会を開催し、これまでに数万人にインラインスケートの素晴らしさを伝える活動をしている。
    競技者としても優勝経験多数、現在は大会のデモンストレーションや審査員を務めている。

    著書:完全監修本『インラインスケート基礎テクニック&トリックスラローム完全マスターBOOK』