フレンジーに激似のキックボード!? SWAGTRONのK8購入レビュー!

こんにちは、日本ローラースポーツ連盟公認指導者の“ひで爺”こと大原秀明です。
今回も通常のキックボード検証です。

Amazonを見ていたらお気に入りのフレンジーに形が激似の機種を発見しました!
フレンジーのFR205HBのハンドブレーキが無くなっただけのようですが、、、8,398円と格が安い!
もしかしたらコスパ抜群の機種なのでは!?
この金額でも大丈夫なのか!?検証してみます。

amazonランキングでも上位に入ってます。
まぁ、amazonのランキングは大体が価格重視なのがわかってきたのですけどね。
結構ひどい内容だったキックボードでも上位なのが信じられませんから。
他にもキックボードの記事の依頼があり、その中によくない機種があって、
これをお勧めして欲しいといわれましたが、嘘は書きたくないし、無理なのでお断りしました。

さて、話を戻して、今回購入したのは、『SWAGTRON – K8』
Amazonでかなりレビューの書き込みがついていますね。
SWAGTRONというブランドは日本には公式ページはなかったですが、アメリカにありました。
数年前に設立された会社みたいですね。
でも、Amazonの出店者情報はやはり住所も責任者名もなし!
またまた、怪しいのを覚悟のうえで検証スタートです!!

一応、結果からお伝えしておきますと、安いのは安いだけの理由はありました・・・。

SWAGTRON K8

合計:30点(60点満点)

1. 滑走性能:6
2. 乗り心地:5
3. 安全性4
4. 持ち運び:5
5. クオリティ:3
6. メンテナンス:7

評価方法
評価は10段階評価として6項目を評価します。
以前は5段階でしたが、微妙な差異もあるので10段階にしました。
評価方法を直し中ですが、参考記事としては10台以上乗り比べて分かった! キックボード選びで大切な5つのポイントをご覧ください。
※第5項目を「デザイン」から「クオリティ」に変更しております。
デザインは主観的なので、より客観性のあるクオリティとしました。
商品詳細

購入価格:8,398円(税込み)
タイヤ:ウレタン200mm
ベアリング:ABEC9
耐過重:100kg
重量:4.3kg
全長:92cm
装備:スタンド
付属品:六角レンチ(大)×2本、六角レンチ(小)、説明書(日本語)、冊子(英語)
なかなか見かけない日本語説明書入りです。

箱なんてどうでもいいと言う人もいるとは思いますが、ダンボールに絵が描いてあるだけでした。
こういうところでもコストカットをしているのですね

 1. 滑走性能:6点

前輪:200mmウレタンウィール
ウィールコアの形状が似ているフレンジーのFR205HBとは全然違いますね。

後輪:200mmウレタンウィール

ベアリング:ABEC9

後輪ウィールを外す際は要注意。
精度が悪いのか、再度取り付けが非常に大変でした。取り付け部が狭すぎます。

綺麗な路面 粗い路面 タイル道 オフロード
路面適正 × ×

スピード:7点(10点満点)

2. 乗り心地:5点

・ハンドル

グリップ:スポンジ

すぐにダメになりそうな質感で汗ですぐに不快になりそうです。
自転車用か何かを流用して交換したいですね。
気にしない人はそのままでも良いです。

ハンドル幅:44cm

ハンドル高さ:80.5cm(収納・固定無し)、94cm、99cm、104cm

・デッキ広さ

幅:11cm

長さ:33cm

・デッキ高さ

高さ:前7cm、後8cm
後が若干でも高いのは初めて。

前側

後側

・全長

92cm

・スタンド

3. 安全性:4点

・フットブレーキ

よく効きます。

・その他

ベル付き

4. 持ち運び:5点

・折りたたみ方法

黒い部分を握り左斜め上方向にスライドします。

黒い部品をスライドすると折りたためます。

 

・収納状態

先ほどの折り畳み以外にハンドルグリップも折りたため、よりコンパクトな収納状態にできます。

①クランプレバーを上げます。

③ピンを押して

③ハンドルグリップ部分を外します。

④外したグリップは固定具に固定できます。

注意

別の項目でもまとめますが、写真指差し部分の角が鋭利なので注意が必要です。
私なら子供には危なくって渡したくないぐらい尖ってます。
爪が削れるレベルなので手も切れるかも知れません。

この謎の部品は、多分外すべき部品だと思います。
日本語説明書には載ってないので必要なのかは不明です。
判らないのでつけたままにしてます。

※amazonの販売ページにこの部品は外すものと記載を発見しました。日本語説明書には載っていないので気が付きませんでした。
たいしたことは載っていない説明書。
必要なことは載っていないのは残念です。

収納状態では、横置きでも自立できます。

縦に自立させることが可能でした。
フレンジーと同じであまり安定しているわけではないので、立てる場合には手で支えておいてあげた方が良いレベルですが、これは便利な機能です。

・重量

4.3kg

ストラップ取り付け穴などが無いために、ストラップを取り付けることはできない。

5. クオリティ:3点

・仕上げ

デッキテープ(デッキに貼ってある滑り止め)はデッキからはみ出てました。

ずれて貼り付けてあるからだと思いますが、価格が価格なので仕方ないですね。
ここから剥がれないようにはみ出た部分はカットするのもいいかもしれないです。

ステアリングポスト(ハンドル下のバー)を止めているクランプですが、溝が彫ってあり、その部分の角が手が切れそうなぐらい尖ってます。
爪が削れるぐらいは鋭利ですので、子供が使う場合には事前にこの部分削っておきたいですね。

 

ネジの部分。

バリが出っ張ってます。
このバリは手に刺さるぐらいのモノでしたので、削り取った方がいいです。
大人の指でも切れます。

一番よく触りそうな部分。

ここのエッジが鋭利でしたので、角は落とした方がいいです。
爪が削れるぐらいには鋭利です。
価格が安いのはこういう部分にシワ寄せが来ているのだと思います。

・デザイン

シックな感じで良いと思います。

価格が安いだけあり、通常ではよくあるウィールの印刷などはありませんでした。

K8のロゴ

カタカタ音

ガタツキ対策の微調整ネジがあるので大きなガタツキは抑制できます。

その他

ちょっと気になった部分なのですがデッキ部分の素材がやたらに薄いです。

これが安さの秘訣なのでしょうが、確実に耐久性は低いです。
そして、滑走時にデッキが歪みます。
漕ぐときにゆがむことで力が逃げてました。

気になったので比較してみました。

奥側がフレンジー FR205HB、手前側がSWAGTRON K8です。
反射してしまうので、写真は暗くしてありますが、見えるでしょうか?
もう見た目からしてSWAGTRON K8は弱そうです。

・縦サン厚み

フレンジー FR205HB:6.93mm

SWAGTRON K8:5.3mm

・デッキ厚み

フレンジー FR205HB:3.01mm

SWAGTRON K8:2.65mm

デッキ厚さについてはもっと差があると思いましたが、思ったほどではなかったです。
ただ、縦サンの方は大きく違いますね。
この差が滑走に大きく影響するのがよくわかりました。

FR205HB SWAGTRON K8
縦サン 6.93mm 5.3mm
デッキ厚 3.01mm 2.65mm

使用されているアルミニウムは鉄と違い、柔軟性が低いです。
これだけたわむということは耐久性も価格相応なのかもしれないですね。

手前:Frenzy 奥:SWAGTRON

手前:Frenzy 奥:SWAGTRON

ベルが勝手に鳴った

ベル自体がいけないのか?
それともデッキ素材が薄いから振動が軽減できないのか?
滑走中にベルがなります。
ならないように横にすればOKですが、それではベルとして使用できないので減点ポイントです。

6.メンテナンス:7点

消耗品販売:ありません。
耐荷重:100kg。
デッキ部分があんなに薄いのに耐過重はフレンジーFR205HBと同じなのですね。
その他:デッキの歪みが気になりましたので-1点とします。

総評

良い点
  • 200mmのウィールから来る走破性能は健在。
  • 安くて経済的。
  • スタンド、折りたたみ機能はフレンジーと同様に縦でも横でも自立する。
悪い点
  • デッキ材が薄く、しかも構造が悪いので、走行時に歪む。
    両足をデッキに載せて(デッキからはみ出ますが)右、左、と足踏みするとデッキが右、左と、ゆがみます。キックした時にゆがみますので、力が完全に逃げます。
  • デッキが薄いせいか、振動があまり軽減しない。
    そのため、振動を拾って、ベルが滑走中に鳴ります。
  • 加工した後の仕上げがずさん。
    角の処理が全然していないので、爪が削れるほど鋭いままだったり、バリが残っていたりします。
    滑走中に何かの反動でその部分で手を切ったり、折り畳み時に切らないように、ヤスリ掛けをお勧めします。
  • グリップがスポンジ。
    しかも安い部類のスポンジグリップです。
    握った感じからも劣化具合が怖いです。

価格が安い分、色々な難点がある感じですね。
やはり価格相応なようです。

手を切りそうな部分はヤスリ掛けをするとしてもデッキ素材が薄すぎるのは痛いです。
もしかしたら私よりも体重がある人や力がある人は、もっと影響がある部分でしょう。
でも、これしか乗ったことがない人だと、剛性の弱さなどはわかりにくいかもしれません。
でも乗り比べるとどうしてもわかってしまいます。

やっぱり安さには理由があるのですね。今後、安い商品の検証は必要ないのかもしれませんね。

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ABOUTこの記事をかいた人

ヒデ爺

インラインスケート講師

日本ローラースポーツ連盟の公認指導者であり、日本インラインスラローム協会監事。
1998年に友人に誘われたのをきっかけにインラインスケートを始め、2003年には当時最有力インラインスケートブランドであるSALOMONの契約スケーターとなる。
現在は北は北海道、南は沖縄、と日本全国で子どもたちを主な対象としてインラインスケートの講習会を開催し、これまでに数万人にインラインスケートの素晴らしさを伝える活動をしている。
競技者としても優勝経験多数、現在は大会のデモンストレーションや審査員を務めている。

著書:完全監修本『インラインスケート基礎テクニック&トリックスラローム完全マスターBOOK』