こんにちは、“ひで爺”こと大原秀明です。
以前、「遊ぶためのキックボード」として「フリースタイルキックボード」を紹介しました。
今回は子供用の遊ぶためのキックボードですが、今まで見たことがない変わり種です。
普通、キックボードのデッキ(足を乗せる部分)は細長いのですが、これは足をそろえて乗ることができるくらいに幅広です。
商品名は『デクスター(DEXSTER)』
ニュージーランド発のイージーローラー社から出ています。
見た目はフリースタイルキックボードのデッキが広くなり、タイヤも通常より幅広になっていますね。
動画で飛んだり、デッキを回転させたりしているのは、違うタイプの商品のようですが、左右に重心を動かしてスラローム走行しているのが今回のタイプです。
子供用ですが、耐荷重70kgで乗れるので試してみました。
普通のキックボードとどんな違いがあるか実機をチェックしていきます。
EzyRoller – DEXSTER CRUISER 15″
実売:9,790円(税抜き)
タイヤ:120mm幅広40mm
重量:4.7kg
全長:61cm
耐過重:70kg
ハンドル高さ:89cm
ハンドル幅:53cm
デッキ広さ:31cm×25cm
デッキ高さ:11cm
ステアリングポストクランプネジ:2本
装備:特になし
付属品:六角レンチ、説明書(日本語無し)
組立が必要です。
組立は説明書に従いましょう。
日本語は書いていませんが絵を見れば大体わかります。
まずはデッキを本体フーレムに6本のネジで固定します。
この時のネジを締める順番も説明書にかいてありました。
とても親切ですね。
こういう親切なところは安心感が増します。
本体フレームにステアリングポストを刺してネジ2本を締めて固定します。
事前にネジを緩めて置くとステアリングポストがスムーズに入ります。
工具は1本ですが2種類の太さのレンチが合体した作りになっています。
写真のように工具の柄の部分を使います。
海外の賞ですが、2016年のプロダクトアワードを受賞しているようです。
外箱には日本語注意書きがありました。
・前輪
ウレタン製120mm
タイヤ太さ:40mm
かなり太いですね
・後輪
ウレタン製120mm
ナットで留まっています。
キックボードではかなり珍しいですね
ベアリングは608RSとしか刻印ありませんでしたので規格は不明
608はインラインスケート、スケートボードなどに一般的に使用されているベアリングサイズ。
末尾のRSは片側だけラバーシールド付きです。
・ハンドル
ハンドルはこんな感じで折り畳みできませんがトリックなどをして遊ぶためには折り畳みできるものは不向きです。
使って見るとなかなか操作しやすいハンドルでした。
ハンドルグリップ:ゴム製
ハンドル幅:53cm
ハンドル高さ:89cm
・デッキ部分
デッキ上はラバー製になっています。
振動軽減効果があります。
デッキ幅:25cm(前)、22cm(後)
デッキ長さ:31cm
デッキ高さ:11cm
全長:61cm
フットブレーキ
重量:4.7kg
スタンドは無し。
デッキが広いのでこんな風にできますが、不安定です。
折り畳みはできませんが、この部分がかっこよくなってます。
総評
- 安定性が高い。
タイヤが太いことで安定性が上がるのかは気になることでしたが、キックボードが斜めになった時(例えば曲がる時や、人によっては漕ぐ動作の時)の安定性が高いと感じました - 滑走性能はなかなかに良かったです。
フリースタイルキックボードと同様に、本体の折り畳み機能やハンドルの高さ調整機能などが無いからこそ、地面をキックした力はしっかりと本体に伝わり前に進みますので、変わった形ですが滑走性能は高いと思いました。 - 走行中も静か
もちろん、折り畳み式キックボードにある、ガタツキ音はありませんでした。なかなか静かで快適です。 - 足をそろえて乗れるので体勢が・楽
一番特徴的なデッキの広さですが、このおかげでスケートボードなどのように横向きに足を乗せなくても普通に足を揃えて乗ることができます。これは結構楽です。さらにデッキのゴムパッドが滑り止め効果だけでなく、多少ではありますが振動を軽減してくれます。 - デッキが広いならではの楽しみ方ができる
ちょっとした下りでスラロームを楽しんだりなど、この機種でしか楽しめない乗り方があるので、面白いと思います。
また、傾斜が無くても、左右に重心を振るスラローム走行(S字走行)でも、歩くより少し早いぐらいの加速力はあります。ただ、その加速力であれば地面をキックした方が早く、楽です。
でもちょっと楽しいのです。
- 折り畳みはできない。
- デッキが横に広いので、置き場所はとります。
簡単なスタントと、独特のスラローム走行を楽しむことができるオンリーワンな子供用のフリースタイルキックボード。
宙返りのような派手なトリックを視野に入れないなら、こちらの方が普通のフリースタイルキックボードより楽しめる幅が広いかも知れません。
特にちょっとした下りやキレイな路面があればこれは楽しめます。
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